2005-04-10

近況

不夜城の50階で空撮の東京を見た. (これ.) それは一言でいうならば押井守によるレイストーム風デモ画像. 無意味なロックオンとステージを繋ぐ遠景のパンにノスタルジーに似た興奮を覚える. 森ビルの宣伝が目的という政治的な制約のためか, 構成の退屈さは残念だ. しかし商業娯楽作家に依頼してドメイン依存の映像や物語を作るというのはいいな. そうした物語は多いが, 一部の業種を除いてそれらはコンテンツ・プロバイダによる市場調査の結果や単なる気紛れであるように見える. 産業界はそうした物語の生産により積極的な投資を行うべきだろう. たとえば以下のようなものを私は望む:

そんなことばかりを考えていたわけではなく, 53 階も鑑賞. ウィリアム・ケントリッジの木炭アニメーションがフェレンク・カーコみたいで面白かった.